Shopify制作費用の相場【3タイプ比較】テンプレート・カスタマイズ・フルオーダーの違いと選び方
Shopify制作費用の相場をタイプ別に解説。テンプレート活用(50万円〜)・カスタマイズ(80万円〜)・フルオーダー開発(300万円〜)の費用内訳・特徴・向いているケースを比較しました。
はじめに:構築タイプで何が変わるのか

ShopifyでECサイトを立ち上げる際、まず決める必要があるのが「どのように作るか」という構築アプローチです。このアプローチの選択は、プロジェクト全体のベース費用・期間・完成後のサイトの自由度に直接影響します。
構築タイプは大きく3つに分かれます。
- テーマテンプレート活用:Shopify公式・有料テーマをそのまま使う
- テーマカスタマイズ:テーマをベースに部分的に改修する
- フルオーダー開発:デザインと機能をゼロから設計・開発する
この記事では、各タイプの特徴・費用の目安・向いているケースを具体的に説明します。
テーマテンプレート活用:ベース費用の目安 50万円〜
特徴
Shopifyが公式に提供する無料テーマ、または有料テーマ(1〜4万円程度)をそのまま、もしくは最小限の設定調整で使用します。テーマが持っている標準レイアウト・機能をそのまま活用するため、オリジナルのHTML/CSSコーディングや独自機能の開発は基本的に行いません。
費用の内訳イメージ
- テーマ購入費(有料テーマの場合)
- 初期設定・商品登録・支払い設定などの構築作業費
- テーマのカラー・フォント・ロゴなど基本的な外観調整
日本国内の相場では、この範囲で 50万〜100万円 程度が一般的です。本サービスのベース金額は 50万円〜 としています。
向いているケース
- 予算を抑えて早期に公開したい
- 販売するブランドや商品に対して、テーマのデザインで十分な訴求ができる
- 独自の機能要件がなく、標準的なEC機能(カート・決済・在庫管理)で対応できる
- まずリリースして、反応を見ながら改善していく方針
注意点
テーマのデザインに沿った構成になるため、競合サイトと見た目が似ることがあります。また、将来的に大幅なカスタマイズを加えようとする場合、テーマの構造に制約される可能性があります。
テーマカスタマイズ:ベース費用の目安 80万円〜
特徴
Shopifyのテーマをベースに、HTML/CSS/JavaScriptを使ってデザインや機能を部分的に改修します。テーマの標準機能を土台として、ブランドの世界観に合わせたデザイン調整や、アプリを組み合わせた機能拡張を行います。
費用の内訳イメージ
- テーマ購入費(有料テーマの場合)
- デザインカスタマイズ費(HTML/CSS改修)
- アプリ導入・設定費
- 商品登録・基本設定・テスト費用
日本国内の相場では、80万〜300万円 程度が多く見られます。本サービスのベース金額は 80万円〜 としています。
向いているケース
- テーマの機能を活かしつつ、ブランドのデザインに合わせた見た目にしたい
- レビュー機能・定期購入・会員ランクなど、アプリで実現できる追加機能が必要
- フルオーダー開発ほどの予算はないが、完全なテンプレートデザインでは差別化が難しい
- リニューアルで既存デザインのイメージを一部引き継ぎたい
注意点
テーマのアップデートが行われた際に、カスタマイズした部分と競合するケースがあります。カスタマイズの範囲が広いほど、テーマ更新時の対応コストも増えます。また、テーマの構造上、実現が難しい改修が生じる場合があります。
フルオーダー開発:ベース費用の目安 300万円〜
特徴
デザインと機能要件をゼロから設計・開発します。Shopifyのテーマを使わずに独自のフロントエンドを構築したり(ヘッドレス構成)、既存テーマをほぼ全面的に書き換えたりするアプローチです。基幹システムとのAPI連携や独自アプリの開発なども含まれます。
費用の内訳イメージ
- 要件定義・設計費
- オリジナルデザイン制作費
- フロントエンド実装費(HTML/CSS/JavaScriptフルコーディング)
- バックエンド・API連携開発費
- テスト・品質検証費
日本国内の相場では、300万〜1,000万円以上 と幅が広く、基幹システム連携や大規模開発では1,000万円を超えるケースも珍しくありません。本サービスのベース金額は 300万円〜 としており、要件によって大きく変動します。
向いているケース
- 独自のUXや世界観を持ったブランドサイトを構築したい
- 在庫管理システム・ERPなど基幹システムとのリアルタイム連携が必要
- オークション・会員制販売・複雑なポイントプログラムなど、標準機能では対応できない独自ロジックがある
- 大規模なカタログ・多言語・複数通貨に対応したグローバル展開を見据えている
注意点
テーマに依存しない分、開発工数が大きく、期間も長くなります。また、開発後の保守・機能追加も独自コードに基づくため、運用コストがテンプレートベースより高くなる傾向があります。
3つのタイプを比較する

| テーマテンプレート活用 | テーマカスタマイズ | フルオーダー開発 | |
|---|---|---|---|
| ベース費用の目安 | 50万円〜 | 80万円〜 | 300万円〜 |
| 開発期間の目安 | 1〜3か月 | 2〜5か月 | 4か月〜1年以上 |
| デザインの自由度 | 低(テーマ準拠) | 中(テーマ内で調整) | 高(完全オリジナル) |
| 機能の柔軟性 | 低(テーマ+アプリ範囲) | 中(アプリ・部分改修) | 高(独自開発可) |
| 保守のしやすさ | 高(テーマに追従) | 中(カスタマイズ範囲次第) | 要設計(独自コードに依存) |
構築費用に含まれるGoogle連携設定
すべての構築タイプにおいて、Googleアナリティクス(GA4)およびGoogle Search Consoleの連携設定を初期構築費用に含めています。公開時点から集客データを計測できる状態にして納品します。
- Googleアナリティクス(GA4):セッション数・購買コンバージョン・収益データの計測(詳細はこちら)
- Google Search Console:インデックス状況・検索キーワード・Core Web Vitalsの確認(詳細はこちら)
広告運用やオウンドメディアと並行する場合も、公開初日から正確なデータを取得できます。
どのタイプを選ぶべきか

構築タイプの選択は、「予算」だけでなく「ブランドの差別化要件」と「運用後の保守体制」を合わせて検討することが重要です。
テーマテンプレート活用が向いている場合:立ち上げスピードとコスト効率を最優先にしたい、またはまずリリースして検証したい段階。
テーマカスタマイズが向いている場合:ブランドらしさを出しつつ現実的な予算で進めたい、かつアプリで拡張できる範囲の機能要件がある場合。
フルオーダー開発が向いている場合:競合との差別化・独自ロジック・基幹連携が必須で、保守コストも含めた長期投資として捉えられる場合。
見積もりフォームでサイト構築タイプを選択することで、ベース費用の目安を概算プレビューに反映できます。迷う場合は「テーマカスタマイズ」を選択し、担当者との相談の中で方針を確定する方法もあります。
1mm 開発部
1mmのShopify開発部。Shopify(Liquid)でのECサイト構築・リニューアルの実務で得た知見をもとに、費用・制作事例・運用ノウハウなどの情報を発信している。記事は技術責任者の監修のもとで制作している。
1mm 真鍋
Shopify(Liquid)を用いたECサイト構築から、Next.js・React・TypeScript(当サイトの技術スタック)、Python(Django)、WordPress(PHP)、HTML/CSS まで、フロントエンドからバックエンドまで幅広い開発経験を持つ。これらの実装知見をもとに、Shopify開発に関する記事・制作事例を技術責任者として監修している。
よくある質問
テーマカスタマイズはShopifyの既存テーマを土台にHTMLやCSSで部分的に改修するアプローチです。フルオーダー開発はテーマに依存せずデザインと機能をゼロから設計・開発します。標準機能とアプリで対応できる要件であればテーマカスタマイズ、独自ロジックや基幹連携が必要な場合はフルオーダーが適しています。
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