ShopifyへのGoogleタグマネージャー(GTM)導入設定|GA4・広告タグを一元管理する方法とdataLayerの注意点

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11mm編集部

ShopifyへのGoogleタグマネージャー(GTM)導入を解説。GTMを使うべきケース・GA4や広告タグの一元管理方法・dataLayerとLiquidテンプレートの連携・Shopify標準連携との使い分け・本サービスでのGTM対応方針をEC担当者向けにまとめます。

はじめに:Googleタグマネージャー(GTM)とは

Googleタグマネージャー(GTM)の概要

Googleタグマネージャー(GTM)は、ウェブサイトにさまざまな計測・マーケティングタグをコードを直接変更せずに管理できる「タグ管理システム」です。GA4のトラッキングコード・Google広告のコンバージョンタグ・Facebook Pixelなど複数のタグを、GTMの管理画面から一か所で追加・更新・削除できます。

ShopifyにGTMを導入すると、Shopifyテーマのコードを毎回修正することなく、計測設定の変更・追加が可能になります。

ShopifyでGTMを使うメリット

ShopifyでGTMを使うメリット
  • タグの一元管理:GA4・Google広告・Meta広告など複数のタグをGTM上でまとめて管理できる
  • コード修正なしで設定変更可能:テーマに手を加えずにタグの追加・変更ができる
  • イベント計測の柔軟性:カスタムイベント(特定ボタンのクリック・スクロール深度・フォーム送信など)を細かく設定できる
  • テスト・デバッグが容易:プレビューモードで公開前に動作確認ができる

GTM経由で管理できるタグの例

タグの種類用途
GA4(Googleアナリティクス)サイト全体のユーザー行動・コンバージョン計測
Google広告コンバージョンタグ広告経由の購入・問い合わせ計測
Google広告リマーケティングタグサイト訪問者への広告再配信
Facebook PixelMeta広告のコンバージョン・オーディエンス計測
その他サードパーティツールチャットツール・アンケート・ヒートマップなど

Shopify標準連携とGTMの使い分け

Shopify標準連携とGTMの使い分け

ShopifyにはGoogleチャネルアプリを使った標準のGA4連携があり、コードなしで基本的なトラッキングを設定できます。ただし以下のケースではGTM経由が適しています。

  • Google広告・Meta広告など複数の広告タグを同時に管理したい場合
  • GA4のカスタムイベント(特定ボタンのクリックや商品ページの動作)を細かく設定したい場合
  • フルオーダー開発で独自テーマを使用しており、標準の自動タグが正確に動作しないケース
  • 将来的にタグの追加・変更が多く見込まれる場合

テーマテンプレート活用でGA4のみの設定であれば、Shopify標準連携で十分なケースも多くあります。

データレイヤー(dataLayer)とShopifyでの活用

データレイヤー(dataLayer)とShopifyでの活用

データレイヤーとは

データレイヤー(dataLayer)は、ウェブページからGTMへ情報を渡すためのJavaScriptオブジェクトです。「どの商品が閲覧されたか」「カートに何が追加されたか」「購入金額はいくらか」といった情報をGTMに伝え、GA4や広告タグで活用するための仕組みです。dataLayerを活用することで、標準計測では取得できない詳細な商品データ(カテゴリ・ブランド・バリアント)をGA4のEコマースレポートに送ることが可能になります。

ShopifyのLiquidテンプレートとdataLayerの関係

ShopifyのテーマはLiquidテンプレートエンジンで動作しています。dataLayerに商品情報を渡す場合、Liquidの変数({{ product.title }}{{ product.price | money_without_currency }}など)をJavaScriptオブジェクトに埋め込む形で実装します。テーマのhead部分またはセクションファイル内でdataLayerの初期化を行い、GTMがそのデータを受け取ってGA4タグや広告タグに渡す構成を取ります。

チェックアウトページでの制限とカスタムピクセル

Shopifyのチェックアウトページ(カート・決済・購入完了)はShopifyが管理するページであり、BasicプランではLiquidの直接編集ができません。そのため、購入完了イベントの詳細なパラメータ送信には制限があります。Shopify 2023年以降は「カスタムピクセル」機能が推奨されており、購入完了・決済ページのイベント計測にはGTMスニペットとカスタムピクセルAPIを組み合わせて対応することが増えています。Shopify Plusではチェックアウトページのカスタマイズ範囲が広がります。

本サービスでのGTMの取り扱い

本サービスでのGTM対応方針

本サービスでは、構築タイプや導入タグの数・種類に応じてShopify標準連携とGTM経由を使い分けています。

  • テーマテンプレート活用・テーマカスタマイズ:GA4とSearch ConsoleのみであればShopify標準連携が基本。Google広告など追加のタグが必要な場合はGTM経由も対応可能
  • フルオーダー開発:タグ管理の柔軟性・将来の拡張性を考慮し、GTM経由を標準として採用

いずれの場合も、公開時点でGA4が正常に計測できる状態にして納品します。各構築タイプの費用については、Shopify制作費用の相場【3タイプ比較】をご確認ください。

GA4・Search Consoleとの関係

GTMはあくまで「タグを届ける仕組み」です。計測自体はGA4が、検索パフォーマンスの管理はSearch Consoleが担います。

まとめ

  • GTMはGA4・広告タグなどを一元管理するタグ管理システム
  • 複数タグ・カスタムイベント・フルオーダー開発のケースではGTMが適している
  • dataLayerを使うことでLiquidと連携し詳細な商品情報をGA4に送れるが、チェックアウトページにはプラン上の制限がある
  • 本サービスでは構築タイプに応じて標準連携とGTMを使い分けている
  • GTMはタグの配信手段であり、計測・SEO管理はGA4・Search Consoleが担う

よくある質問

はい、ShopifyのBasic・Shopify・Advanced・Plusすべてのプランでお使いいただけます。Shopifyテーマのhead要素にGTMのスニペットを挿入して利用します。